1月31日~2月17日の期間において、株主優待制度について変更を発表した銘柄を取り上げ、市場の反応や今後の投資戦略を探る。
◆ 変更
変更を発表した銘柄は計23銘柄である。それぞれの発表時期、優待内容、決算時期を下記にまとめる。
前回の記事にて、他銘柄の内容を紹介しているので、気になった方は覗いてみてください。
トピー工業 <7231>
[東証P] 決算月【3月】 2/7発表
変更内容
1000株以上保有株主への優待品をオリジナルカタログギフト(従来はフラワープレゼント)に変更する。
チャート
先週までのチャートを以下に記載する。
配当利回りは3.54%であり、十分な水準にあるといえる。コロナ前の水準まで戻りつつあり、コロナ前の水準である90円/株まで戻ると仮定すると、配当利回りは4.54%の優秀な水準となる。買われすぎの傾向があるため、過熱感が落ちついたタイミングにて試し買いをお薦めする。
秀英予備校 <4678>
[東証S] 決算月【3月】 2/8発表
変更内容
実施回数を年2回→年1回に変更し、3月末時点で100株以上を保有する株主に一律500円分のクオカードを贈呈する。従来の優待品は年間1000円分の図書カード。
チャート
以下に今週までのチャートを掲載する。
優待利回りは実質半減の1.1%、配当利回りは2.35%、総合利回りは3.45%である。直近数年間は、増収・増配傾向にあり、今後も堅調に推移する場合、現在の株価はお手頃と言える。外部環境による大きな下落が発生した際に、積極的に拾っていきたい銘柄と言える。